今回は『遺品整理でよくある質問』として
遺品整理をしているときに、買取してもらえそうな遺品が出てきた場合の対処法
について、”簡単に・わかりやすく” まとめていきます。
遺品整理で買取できる遺品が出てきたとき、どうすればいい?
遺品整理で買取してもらえそうな遺品が出てきた場合の対処法
「遺品整理をしているときに、買取してもらえそうな遺品が出てきた場合の対処法」は大きく分けて7つ!
① 地元のリサイクルショップに買取に来てもらう!
② 全国チェーンの出張買取業者に買取に来てもらう!
③ フリマアプリを利用して、自分で売る!
④ 遺品整理業者に一括して任せる!
⑤ 不用品回収業者に依頼する!
⑥ 市区町村に不用品回収を依頼する!
⑦ 自分でクリーンセンター(廃棄物処理場)に持っていく!
① 地元のリサイクルショップに買取に来てもらう!
もっとも簡単で時間がかからないのが「ブックオフ・オフハウス・ハードオフ」「リサイクルマート」「トレジャーファクトリー」などの
近くにある ”全国チェーン” の総合リサイクルショップ
に、出張買取を依頼することです。
とくに
ブックオフ系列(ブックオフ・オフハウス・ハードオフ;https://www.bookoff.co.jp/shop/)は店舗数が多く、対応も速い(連絡してから最短当日、遅くても3日以内に来てもらえる可能性が高い)
ので
遺品買取をしてもらうなら【最優先】で考えるべき
候補です。
ただ簡単で便利な一方で
全体的に買取価格が低い
買取査定員の専門性が高くない(高価な品でも正当な価格が付きにくい)
といったデメリットがあるため、リサイクルショップは
買取価格は低くても、できるだけ ”早く” ”簡単” に遺品整理を済ませたい人向け
のサービスであることは覚えておいてください。
なお、査定を依頼するのは
”全国チェーン” かつ ”有名” なリサイクルショップに限定
する方が安心です。
”地元密着型の中小企業” や ”個人経営のリサイクルショップ” でも良心的なお店は数多く存在しますが
遺品整理のトラブルの多くが小規模経営の業者
に起因しており、よくある例として
遺品の査定を頼んだだけなのに出張料を取られた
買取どころか逆に処分料を請求された
遺品に含まれていた個人情報が悪用された
引き取ってもらった遺品が不法投棄され警察から連絡が来た
といった苦情が多く寄せられています。
したがって、できるだけリスクを減らすためにも
【全国チェーン】でかつ誰もが知っている【有名企業】に依頼
することを強くおススメします。(ただし、人件費や広告費もより多くかかっているため買取価格が低くなりやすい点には注意が必要)
② 全国チェーンの出張買取業者に買取に来てもらう!
次に「買取してもらえそうな遺品が出てきた場合の対処法」として、有効なのが
全国チェーンの出張買取業者に買取に来てもらう
ことです。
有名どころだと「福ちゃん( https://fuku-chan.info/kottou )」や「バイセル( https://speed-kaitori.jp/ihinseizen )」がテレビCMや買取実績で人気ですが、店舗を持たない出張買取業者だと
人件費・店舗維持費がかからないので買取価格は高くなりやすい
大手の業者であれば専門性の高い査定員が常駐しているので高価な品にもまともな値段がつきやすい
といったメリットがある一方で
「ブックオフ系列」と比べると、買取ジャンルが限られている(販売価格が低くなりそうな雑貨類など買い取ってもらえない品が多い)
依頼してから2~5日後の出張買取になるので、事前に予約して時間を確保する必要がある
といったデメリットもあります。
そのため、「全国チェーンの出張買取業者」は
できるだけ高く遺品を買い取ってもらいたくて、ある程度時間に都合のつけられる人
向けです。
なお
買取価格は高めな一方で、買い取ってもらえない品が多い
ので、理想的な遺品買取の流れは
1、全国チェーンの出張買取業者に1円でも高く遺品を買い取ってもらう
2、「1」で買ってもらえなかった遺品を、「ブックオフ」などの近くのリサイクルショップで買い取ってもらう
というのが、時間を確保できるならばもっともおススメです。
③ フリマアプリを利用して、自分で売る!
遺品を
もっとも高く売れる可能性があるのがフリマアプリ
で、有名どころだと「メルカリ」「ラクマ(楽天)」「PayPayフリマ(Yahoo)」が挙げられます。
フリマの場合
欲しい人がいればどんな遺品でも高値で買ってもらえる可能性がある
ので
1ヵ月~半年ほどの長期間フリマ出品を続けられる人
で、かつ
フリマアプリを使い慣れている人
には非常におススメの遺品整理方法です。
ただ、これからフリマアプリを始めるとすると
出品するために【アカウント作成】【口座登録】【写真撮影】【梱包材用意】
など、想像以上に手間がかかってしまうので
大切な時間をフリマ出品に使っていいかどうか
を考えた方が良いかもしれません。
④ 遺品整理業者に一括して任せる!
遺品整理で手間がかからない方法として
遺品買取~不用品処分まで一括して依頼できる遺品整理業者を利用
するという手段もあります。
遺品整理業者の中には、家財整理からハウスクリーニングまで遺品整理のすべてを任せることができる業者も多く存在するので
自分では一切作業をしたくない人
にはおススメでします。
ただ「遺品整理をしているときに、買取してもらえそうな遺品が出てきた場合の対処法」としてはイマイチで
買取価格は「ブックオフ系列」以下になりやすい(固定の遺品販売ルートを持っていない業者が多いため)
遺品を買い取ってもらい発生したお金は、作業代・不用品処分代の割引に利用されるだけであるケースがほとんど
といったデメリットが大きいので
遺品整理すべてを任せるなら候補として検討する価値はあるが、遺品を買い取ってもらうだけなら利用するメリットはほとんどない
といっていいでしょう。
⑤ 不用品回収業者に依頼する!/⑥ 市区町村に不用品回収を依頼する!/⑦ 自分でクリーンセンター(廃棄物処理場)に持っていく!
ここからは「遺品の買取」ではなく、「買い取ってもらえなかった遺品の処分方法」になりますが、遺品買取をした後に必ず利用することになるので追加説明しておきます。
処分方法は大きく3つに分けることができます。
「⑤ 不用品回収業者に依頼する!」
⇒ お金はもっともかかりますが、もっとも簡単なのが地元の不用品回収業者に依頼する方法です。ただ遺品整理でもっともトラブルが多いのが小規模事業者による不用品回収関連項目なので、地元に信頼できる業者がない限りは積極的な利用はおススメできません。
なお、家電4品目(テレビ,冷蔵庫,エアコン,洗濯機・衣類乾燥機)については、市区町村によって多少異なりますが、原則として所有者本人が家電量販店に引き取ってもらうか指定の回収場所に持参する方針になっているため、これら家電4品目の不用品回収を業者に依頼すると1点につき5,000円以上費用を請求されることも珍しくないので注意してください。
※ 家電4品目の処分方法・処分費用について
経済産業省公式サイト:https://www.meti.go.jp/policy/it_policy/kaden_recycle/fukyu_special/
「⑥ 市区町村に不用品回収を依頼する!」
不用品の処分方法としてもっとも一般的なのが「市区町村に連絡し、不用品を回収してもらう方法」です。
市区町村ごとに回収費用が決められているので、グーグルなどで「”住所のある市区町村名” + ”不用品処分”」などで検索して処分方法を確認してください。
ほとんどの市区町村では、
コンビニや役場でリサイクル券を購入 ⇒ 不用品にリサイクル券を貼り付ける ⇒ 回収日・回収場所を電話相談して決め、当日に不用品を置く
という流れで、誰とも対面せずに作業を終えられます。
なお、市区町村の不用品回収費用はかなり割安ですが、それでも1点ごとに費用は発生するので、燃やせそうな家具は分解して ”燃えるゴミ” として処分したり、小型家電や資源物は市区町村のリサイクルコーナーで無料で引き取ってもらえないか確認するようにしてください。
「⑦ 自分でクリーンセンター(廃棄物処理場)に持っていく!」
不用品の処分方法として、もっとも費用がかからないのが「市区町村が管轄しているクリーンセンター(廃棄物処理場)に自分で不用品を持っていく方法」です。
この場合、家電4品目(テレビ,冷蔵庫,エアコン,洗濯機・衣類乾燥機)を除いて、処分費用はほとんどかかりません。
ただ現実的には、軽トラなどの車を用意し、重い荷物を移動させ、リサイクル部門別に分別する…など、処分費用は抑えられる一方で、多大な労力がかかります。
そのため、すでに自家用車を持っており、処分すべき不用品が少ない人には非常におススメできますが、それ以外の人は労力と時間とコストがどれだけかかるか考えた上で、クリーンセンターを利用するか検討してください。
以上、『遺品整理をしているときに、買取してもらえそうな遺品が出てきた場合の対処法』についてまとめました。
広くおススメできる方法は
1、全国チェーンの出張買取業者に買取に来てもらう!
2、地元のリサイクルショップに買取に来てもらう!
3、市区町村に不用品回収を依頼する!また自分でクリーンセンター(廃棄物処理場)に持っていく!
という流れですが、それぞれの事情や確保できる時間によって変わってくると思うので、最終的には自分が【労力】【時間】【お金】のうち何を優先させたいのかによって判断してください。
最後までお読みいただきありがとうございました!